2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

顧客不満足調査で価格以外の不満が見つからない時

顧客の不満を調査した時、一番多いのは価格に対する不満だと想像される。しかし、価格に対する不満に答えることは、一番安易な方法だと思う。もし、安易に値引きをしてしまうと、顧客は、もっと下げることができるのではないかと思ってしまう。 「ザ・ゴール…

不満足調査

顧客を維持するためには、不満足調査をすることである。顧客が取引に100%満足してることは少ないし、調べた満足度をさらに向上させる行動は限られている。また、商品やサービスを購入したあとで、それまで顧客が気付かなかった不満が表面化するものであ…

1.顧客の維持

企業が将来にわたって利益を得続けるためには、既存の顧客を維持しなくてはならない。利益を増加させるためには、新規顧客を増やすことが必要だが、既存の顧客を維持した上で新規顧客を維持しないと利益は増加しない。仮に、新たに獲得した顧客と失った既存…

評価システムの重要性について

TOCに基づいて経営コンサルタントを行うゴール・システム・コンサルティング株式会社のホームページの「スループット会計概要ダウンロード」からダウンロードした解説書の中に、次のような一節があります。 ゴール・システム・コンサルティングのホームペ…

評価システムの重要性

小説「ザ・ゴール」の中で、ボトルネック工程の作業員は、昼休みも機械を動かすことを要求され、他の作業員は、ボトルネック工程に合わせるために、無駄な作業はするなと命令される。もし、これらの作業員の給料が同じだとすると、ボトルネック工程の作業員…

能力主義賃金制度も成果主義賃金も物不足時代の評価制度だ

人材に必要とされる能力を定義し、足りない部分を示すことにより、不足している能力アップを図ろうとうのが、能力主義賃金制度である。実際にその能力が企業業績向上に必要かどうかは関係ない。物不足の時代が終わり、社員がただ頑張るだけでは企業業績が伸…

考課者訓練が必要な評価システムに問題があるのでは

評価項目が抽象的なので、解釈を統一するために考課者訓練が必要となる。能力評価項目には積極性・協調性などという抽象的な項目で評価しようとする物が多い。考課者訓練の多くは、抽象的な評価項目に該当する具体的な行動を例示することで、評価者が勝手な…

考課者訓練はムダでは?

ここ数日読んだ人事評価関係の本には、いかに人間が誤った評価をしやすいかが詳細に書かれていた。そういった誤った評価をしないためには、考課者訓練が必要だと書かれています。しかし、たかだか数日の訓練で評価者の物の見方や考え方を是正することができ…

考課者訓練について

考課者訓練は、効果があるのか?ここ、数日、人事評価関係の本を読み漁りました。 どの本にも、考課者訓練が必要であると書いてありました。私も昔は、公正な評価をするためには、必要だと思っていました。しかし、考課者訓練についての説明を詳しく読めば読…

TOC導入の最高の参考書

ゴールドラット氏の「チェンジ・ザ・ルール」のなかで、全体最適化をはかるためには、評価方法を変えなくてはいけないとあります。小説の中で紹介されているのは、スループット・ダラー・デイズ(予定通り出荷できなかった金額と遅れた日数の積)とインベン…

4.継続的な改善

すべての従業員は、自分の担当範囲で全体の仕事の流れを改善する責任があり。小さな改善がすべての場所で常に行われるようにすること。また、改善の評価は、顧客満足向上度によって評価される。 TOC意思決定の技術について

3.顧客と整合がとれた組織であること

顧客までの製品の流れを良くするために、機能別組織ではなく機能横断的な組織である。 従業員は、きちんと訓練され、自分で方向づけができる能力を持ち。自らの責任において、より優れた顧客サービスを提供することが期待される。そのために、よく考えながら…

2.材料の流れ志向

製品やサービスの流れを顧客の要求に合わせるように、社内で改善に取り組むこと

1.顧客志向であること

自分たちの顧客は、何を望んでいるのかを明らかにすること。 顧客の要望に満たすために努力すること。 その為に、管理者の最優先業務は、顧客の要求に対応するためには、どんな仕事が必要かを明確にすることである。

組織について  その2

組織について、「TOCによる意思決定の技術」の中に、うまくいっている企業の組織とはどういうものかが書かれているので整理してみた。

人事評価を考える前に、組織について考えておかないといけないと思う。

評価制度を変えるということは、組織のルールも変えないと、たぶんルールの衝突が発生する。 ということで、現在の買い手市場に適した組織はどんなものかを整理しておこうと思う。従来の大量生産が時代のニーズにあっていた時代には、個別最適化が全体最適化…

人が自発的に行うことに対して報酬を与えると、やる気をなくしてしまうことがあるからです。

このことについて虚妄の成果主義成果という本の中で、心理学者デシが行った興味深い実験が紹介されている。 虚妄の成果主義作者: 高橋伸夫出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2004/01/17メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 52回この商品を含むブログ (67件)…

改善予算制度を提案したい。

改善を実施し報告書を提出した部署に対して、次の改善活動に使うための改善予算を与えるというものです。この予算は付与された部署が改善活動のためならば自由に使ってかまわない予算とします。年度内に使わなければ翌期に繰り越して貯めていくことも可能に…

報酬を与えるとやる気をなくす?

一つ一つの改善活動は、それほど大きな利益改善にはつながらない。特に非制約資源での改善は企業全体の利益改善には殆ど影響がないであろう。しかし、改善活動によって、会社全体で不良品が減少しリードタイムが短縮できれば、長い間には必ず利益アップにつ…

改善活動について

小説「ザ・ゴール」の中で、制約資源である熱処理工程の作業担当者が、次に熱処理をするための部品を鉄板の上に並べておくことによって、段取り時間の短縮を行っていた場面があります。ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か作者: エリヤフ・ゴールドラット…

Googleの人事制度

*[Googl]eの人事制度 20%ルール検索エンジンで有名なGoogleには、「20%ルール」という変わった人事制度がある。どういうルールかというと、勤務時間の内20%だけは、自分の好きな仕事をしても良いというルールである。そして、グーグルが提…

成果主義賃金について

*欧米の賃金制度 職務給制度欧米流の契約社会での人事評価の主流は、職務記述書に書かれていることをきちっと行ったかどうかで判断されます。職務給制度というのでしょうか言い換えると、職務記述書に書かれていること以上のことをやっても評価される可能性…

新商品の市場投入時の価格設定について

*新商品の市場投入時の価格設定について私は、よくインターネットで自分の欲しい商品を検索します。結構、変わったものを探します。それも、いったい幾らぐらいするものなのか見当もつかないようなものです。したがって、企業側から見ると私は、新市場とい…

新商品の価格の決定方法

*なぜ、[TOC]による価格設定から考えることにしたのかというと、人事評価の最終的な目的は、社員の賃金を決定することだから、商品の価格を決定する方法のなかに人事評価方法のヒントがあるのではないかと考えたからです。さて、TOCによる市場投入価…

TOCでは提示価格をどのように決めるべきか

社員も会社も納得する評価制度がずっと課題でした。目標による管理・成果主義賃金も導入しました。でも、個々の社員の成果は悪く無いほぼ目標を達成している。しかし、経営状態は芳しくない。何かが違う。そんな時、ゴールドラット氏の「ザ・ゴール」を読ん…